秘密の部屋

【株投資・為替はここを見る】世界の経済指標を押さえて、市場の動きに備える

こんにちは

今回は、株や外国為替(FX)などで投資している時に
よくでてくるローソク足のチャートがありますがその中で

いまトレンドが上昇しているか?
またまた下がっているのか?
いきなり急上昇、急降下などと様々あります。

そんな中、経済指標というのが
毎月、ほぼ決まった日程であります。

この経済指標の発表後にチャートが激しく動くことが多く
重要な経済指標の場合、その後の市場の流れまでも
大きく影響する事があります。

その中でも抑えた方が良い経済指標を紹介します。
いま経済がどういう動きをしているのか、すおの背景、原因を知ることに
自身の資産や企業分析などに大きく役立ちます。
是非、投資や市場の動きを分析するのに参考にしてみてください。

証券会社のご紹介

ゴールデンウェイ・ジャパン株式会社

1. 政策金利(Interest Rate Decisions)

中央銀行(例:FRB、ECB、BoJなど)
が決定する政策金利は、株式、FX市場に最も
大きな影響を与える指標の一つです。
金利の高低は通貨の需要に直接的に影響し、
高金利通貨は投資家にとって魅力的になります。

低金利は企業の借入コストを低減させ、
消費や投資を促進するため、
株式市場に好影響を与えることが多いです。
逆に、金利の上昇は企業の資金調達コストを増加させ、
消費者の支出を抑制するため、
株価に対して抑制的な効果をもたらします。

金利が上昇するとその通貨が強くなり、
株価にマイナスの影響を与えることが多く
逆に金利の引き下げは株価を押し上げる傾向があり、
通貨が弱くなる傾向があります。
FXトレーダーは、金利差(利回り)の観点から通貨を選びます。

2024年では日銀政策金利の利上げや、
アメリカFRBが利下げをするという発表がありました。

2. 雇用統計(Employment Data)

特にアメリカの、非農業部門雇用者数(Nonfarm Payrolls: NFP)は、
株式・FX市場に大きな影響を与える指標です。
毎月発表され、失業率や労働市場の健康状態を示すため、
経済の強さを反映します。

失業率はその国の労働市場の健全性を示す重要な指標です。
失業率が低いほど、労働者は多くの購買力を持ち、
企業の売上にプラスの影響を与える可能性があります。
高い失業率は消費の減退を示し、企業業績の悪化につながる可能性があります。

低い失業率は株価を押し上げる要因となり、
高い失業率は株価にマイナスの影響を与えます。

良好な雇用統計はその国の経済が拡大していることを示し、
通貨価値を押し上げます。
逆に、弱い雇用統計は通貨が下落する要因となります。

2024年8月では、アメリカ雇用統計の失業率が悪く
また、直前に日銀が利上げをするなど様々な要因が重なり
その結果、売りが売りを呼ぶ
キャリートレードの巻き戻しが起こり
5日には日経平均株価が約4400円安となったというのがあります。

※現状この雇用統計はとても重要ですが
悪い指数をだすと、景気後退となってしまう為に
実際の数値より良くしている場合があります。
最近では2023年3月までの1年間は81万人ほどの下方修正
をしています。

3. 消費者物価指数:CPI・生産者物価指数(PPI)

消費者物価指数CPIは、
一般消費者が購入する商品の価格変動を示すインフレ指標です。
物価の上昇(インフレ)は、中央銀行が金利を引き上げるきっかけとなり、
通貨の価値を押し上げます。

そして生産者物価指数PPIは、経済活動における価格変動を
測定する重要なインフレ指標の一つです。
特に、企業や製造業者が支払う価格の変動を示しており、
消費者物価指数(CPI)よりも一段階早い段階での物価上昇や下落を反映します。

インフレが上昇すれば通貨が強くなる傾向があります。
インフレが急上昇すると、株式市場に対する懸念が高まり、
株価が下落する可能性があります。
ただし、適度なインフレは経済成長の証拠とされ、
株価を押し上げることもあります。

インフレ率が中央銀行の目標を大幅に超えると、
経済成長の抑制をもたらす可能性もあります。
低いインフレは逆に通貨を弱める可能性があります。

消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)は、
物価上昇(インフレ)の度合いを示します。
インフレが上昇すると、中央銀行はインフレ抑制のために
利上げを行う可能性があり、これは株式市場にとってリスクとなります。

CPIとの違いは? PPIが企業間の取引における価格変動を測定するのに対し
CPIは最終的に消費者が支払う価格を反映します。
PPIの上昇は、CPIに反映されるまで時間差がありますが、
PPIの動向は将来のインフレ動向を予測するのに役立ちます。

4. GDP(国内総生産)

GDPは、その国の経済成長率を測る重要な指標であり、
株価や通貨の強さに影響を与えます。
GDPが予想以上に良好な場合、その国の通貨は価値を増します。

経済成長が強いと、企業の業績が改善しやすく、
またその国の通貨に対する需要が増え、
株価やFX市場での価値が上昇します。
逆に成長が鈍化すれば株価や通貨価値は下がる可能性があります。

5. 中央銀行の発表・声明

1番の政策金利にあてはまりますが、

FRB(米連邦準備制度)やECB(欧州中央銀行)、
日本銀行などの中央銀行が発表する金融政策の声明や議事録
(例:FOMCの会合記録)は、
今後の金利政策や経済見通しを示します。
これらの発表は、株式・FX市場に瞬時に影響を与えることがあります。

中央銀行が利上げに積極的な姿勢を示せばその通貨は強くなり
株価は下がる傾向に、
逆に緩和的な政策が発表されれば通貨は弱まり
株価は押し上げる傾向があります。

6. 貿易収支(Trade Balance)

貿易収支は、ある国が輸出した金額と輸入した金額の差を示します。
輸出が輸入を上回ると貿易黒字、輸入が輸出を上回ると貿易赤字となります。

貿易黒字(輸出が輸入を上回る)は、
その国の通貨に対する需要を高め、株価にプラスの影響を与え
逆に貿易赤字(輸入が輸出を上回る)は通貨に下押し圧力をかけ
株価も下落となります。

7. 製造業および非製造業:PMI

 

ISMが発表する製造業および非製造業(サービス業)
の購買担当者景気指数(PMI)は、
経済活動の拡大や縮小を示す重要な指標です。
製造業やサービス業の景況感が良好であると、
企業の業績改善が期待され、株価や通貨にプラスの影響を与えます。
50を上回ると拡大、下回ると縮小を意味し、経済の強さを反映します。

8. 小売売上高(Retail Sales)

 

小売売上高は、消費者支出の動向を示す指標で、
経済全体の健全性、消費主導型経済において重要です。
特に消費が経済成長の大きな部分を占める
アメリカやユーロ圏の小売売上高は、株式・FX市場で注目されています。

小売売上高が強いと消費活動が活発であると見なされ、
通貨価値が上昇し企業の業績が改善し、株価にポジティブな影響を与えます。
逆に売上高の減少は経済活動の減速、消費の停滞が示唆され、
通貨が弱まり株価にネガティブな影響を与えます。

9. 貿易・地政学的リスク

 

戦争やテロ、政治的不安定、選挙結果などの地政学的リスクや政治イベントは、
株式・為替市場に大きな影響を与えることがあります。
これらのイベントは市場の不確実性を高め、
安全資産へのシフトを引き起こし、株価・通貨に大きな影響を与える可能性があります。

リスクが高まると株式市場は下落しやすく、
逆にリスクが解消されると株式・為替市場は上昇することがあります。

2024年では、ロシア・ウクライナ戦争やイラン・イスラエルの戦争
これにより、原油価格が上昇したり、
安全資産の金(ゴールド)が高騰したりします。

10.要人発言

その時の世界情勢において
各国の幼児の発言が通貨や株価に大きく影響することがあります。

アメリカ大統領や日本の首相、日銀総裁、FRB議長など
為替についての発言、政策に関連した業種などの株価に大きく影響があるので
日々の情報を、押さえておく必要があります。

まとめ

今回は、経済指標の代表的な物を紹介しました。

日々、世界情勢は変化しており、市場の動きを把握するためには
情報を取り入れて、なぜそうなるのかを日々分析してくことが重要となります。
その参考基準として経済指標があります。

他国で起こっている事でも、密接に関係してくる
事柄は多いです。
是非参考にしていただき、投資や情報収集に役に立ててください。

ここまで見ていただき、ありがとうございました。